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しらたかの四季折々「秋」
秋は落ちアユ漁。

近ごろ、鮎がたくさんかかるワケ。

近年、白鷹の観光ヤナにかかる鮎の数が増えてきました。
数年前の鮎まつり当日では朝から大豊漁、なんと8600匹もの鮎がヤナに掛かりました。また、ある年は一日で約一万匹が掛かる日があるなど、まるでサンマ漁でも見ているような光景が多く見られるようになりました。

それにはワケがあります。これまで山形県では主に琵琶湖や他県の鮎の稚魚を放流していましたが、5年程前から山形県産の稚鮎の育成に成功し県産鮎100パーセントに切り変えました。その結果、最上川の鮎の遡上率が大幅に上昇したというワケです。

鮎は晩秋に河口付近でふ化し、海に出てプランクトンを食べ寒い冬を越した後、春には生まれ育った川に遡上するという本能があります。
最上川は県内を流れる最も長い川であり、その上流部に位置する白鷹で獲れる鮎は、相当長い距離を遡上することになります。それだけ体力がある「強い鮎」でもあるわけです。体側に赤い線の入ったひときわ大きなアユは「紅葉鮎(もみじあゆ)」と呼ばれ、とても珍重されておりそれが白鷹の鮎の特徴ともなっています。

鮎かかる

川魚の女王・鮎

鮎は「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれ、その姿・独特の香りから”川魚の女王”として昔から人々に好まれてきました。
秋に河口付近で産卵、三週間ほどでふ化した稚魚は海へ出て越冬春先に水温上昇の早い川を捜し、餌場を求め何百・何千という大群の帯となって遡上します。

良質の餌場に辿り着くと、それぞれが群れから離れ「なわばり」をつくり自分の餌場を確保します。青年期としてひと夏を過ごし立派な成魚期に入った鮎は、やがて産卵のために河口を目指し川を下るのですが、そんな鮎の習性を利用したのがこの「ヤナ漁」なのです。

一晩に8,000匹もの鮎がかかる日も!

ヤナ場には川底の過度な傾斜と程よい水量、そしてそこに魚が棲息していることが必要です。ヤナ場を作るポイントや急激な自然の落差のある場所を選ぶこと。これによって流れの速度が増し、魚がヤナに”落ちる”ことになるわけです。

日本一のヤナ場